助けを求めることにも練習が必要
病気のことを一番理解してくれている母に、先日先生と会ってきたことを話した。
「あなたは自分をさらけ出すことが苦手でしょう。でも、言われなけば周りは分からない。もっと助けを求めるようにしなさい。」と言われた。
ごもっともである。
しかし、助けを求め慣れていない人間がいきなり助けを求めようとしても、上手くいかないのだ。
しないのではなく、できないのだ。
幼い頃は別として、病気になる前も、その後も、母に縋り付いて泣いたのは、病気になってから精神が限界に達した1度きりだ。
限界にならなければ、辛い、しんどい、苦しいといった気持ちを吐き出すことができなかったのだ。
災害に備えて避難訓練をするように、試験本番に向けて試験勉強をするように、助けを求めることにも練習が必要だと思う。
幸い、私の病気を知っている人たちは皆理解がある。
少しずつにはなるが、辛いときは人を頼り、助けを求める練習をしなければと思う。